
監督:ダニー・ボイル
製作総指揮:グレッグ・カプラン 、サイモン・ファロン
音楽:ジョン・マーフィ
脚本:アレックス・ガーランド
キャスト:キリアン・マーフィ、ナオミ・ハリス、クリストファー・エクルストン、ミーガン・バーンズ、ブレンダン・グリーソン、レオ・ビル、リッチ・ハーネット、スチュワート・マッカリー、ノア・ハントレー
怒りを抑制する薬を開発中のとある霊長類研究所。ある夜、精神を冒し即効性の怒りを発するウィルスに感染している実験用チンパンジーが、侵入した動物愛護活動家たちによって解放されてしまう。その直後、活動家の一人がチンパンジーに噛まれて豹変、仲間に襲い掛かる…。28日後。交通事故で昏睡状態に陥っていたバイク・メッセンジャーのジムは、ロンドン市内の病院の集中治療室で意識を取り戻す。ベッドから起き廊下をさまようジムだったが、院内にはまったく人の気配がなかった。人の影を求めて街へ飛び出したジムは、そこで驚くべき光景を目にする…。
ウィルスの感染爆発を取り扱った映画は枚挙に暇がない。
本作もそんな多数の作品の一つに過ぎないのか、そうではないのか?
近日、本作の続編として、28週後...が公開される。
公開を前に、予習として観ておきたい作品だ。
最初、何故か病室のベッドで寝かされていた主人公。
外へ出てみると人の気配のない、終末的風景のロンドンが描かれている。
大都会から人を消す事は、表現として、とても魅力的である。
このあたりの風景描写はとても美しく、まさに映像美を見せ付けられた。
その後、ウィルス感染者に襲われる主人公、しかし、間一髪一命を取り留める。
非感染者に助けられたのだ。
その後幾度と無く感染者に襲われ、それを撃退する。そんな繰り返しの中で、生き抜くこととは何かを問いかける描写もある。
そして、郊外のある場所に、感染に対する解決策がある…、そんなラジオ放送を聞き取り、そこへ向かう。
向かった先は、軍隊の生き残りが支配していた。
前半はウィルス感染の恐怖を描写しているが、後半は、人間が持つ欲望、エゴにより人間が非人間的行動をとる有様を見せ付けられる。
極限状態にあっても尚、人間はエゴに支配されているとこの映画は伝えたいのだろうか?
ラストはハッピーエンドを思わせる、明るい描写により終わるのだが、実は何も本質的な問題は解決されてはいないのだ。
そもそも、事の発端である、感染を拡大させた張本人達が実は何者なのかも分からない。
全ての事に懇切丁寧に説明を加える昨今のハリウッド映画とは異なる、こうしたアプローチも、大人なら十分に受け止められるはず。
次回作が楽しみだ。
テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画
ランキングに参加しています。クリックして下さると嬉しいです。
コメントの投稿